稽古の貯金


2007年6月14日 会代表:田中弘文


   6月10日行われた神奈川県居合道大会において、二段の部に出場した「安西 亮」君が決勝戦に進出し、 惜しくも東海大の学生さんに敗れたが見事準優勝に輝いた。
   安西君は入会後まだ1年11ヶ月の居合経験の若者だが、 町田居合道研究会の会員の中で稽古の虫といわれるくらい稽古熱心な努力家であり、 今回の受賞も稽古の貯金がくれた結果だと思います。
   居合道の技前は即席では上達しません、地道な稽古の積み重ねのみが居合上達の秘訣であります。 上段者になればなるほど稽古による練磨、鍛錬が大切であります。
   そして、どんなに居合経験が長く、どんなに居合が上手といわれた人でも、長く稽古を休むと身体がなまり居合が崩れてきます。
良く言われる言葉に「稽古を1年休むと、元に戻るのに1年掛かる」と…。    昇段審査が近づいたからと間際になって稽古を急に始めても身につきませんし、 審査員の目をごまかすことはできません。一夜漬けが通用しないのが居合道の世界です。
   範士八段のある先生は「明日に備えて今日の稽古を行え」と教えて下さいました。
   この明日とは、無論差し迫った明日ではなく、将来来るであろうその日という意味で、 地道にしかも充実した稽古を積み重ねることで技を覚え、手の内が決まり、体捌きが出来、緩急の間が身につき、 その結果自然に{自信}が生れ、居合道の階段を1段上がることが出来るのである。

(2007.6.13)

バックナンバー

©2006 Machida iaido Society