
真剣について
11月5日(日)文化センターまつりに田中規、黒崎、加納、高藤の諸君と私の5名が参加し、連盟制定居合の揃い抜き、剣舞そして田宮流の演武を披露した。
演武が終わった後、司会者の女性から、「真剣で居合を演武することに非常に興味があり又切れることに危険を感じないか」などの質問が寄せられた。
私は、「居合は真剣をもって演武・稽古をすることが本旨であって、居合道大会や高段位の昇段審査においては真剣を使用しなければならないと全剣連居合道試合・審判規則に定められている。
しかし、居合技術や刀の操作が未熟な初心者や下段者は危険を回避するために模擬刀を使用することが認められております」と答えた。
確かに一般の人には、真剣は切れば血が出る危険な武器であって、それを使って居合を演武すること自体が恐れと魅力を感じる武道のようだ。
私が居合道を始めるきっかけも時代劇のチャンバラが好きで、日本刀に興味があったからであった。
そして修業を始めた当初、早く真剣を使って居合の稽古をしたいとの欲求が強くあり、暇を見ては刀剣屋の店先を覗いたり、刀剣展示会や博物館巡りをして刀剣の知識を深めたものでした。
そして、平成4年初段昇段を機に現在も使用している末古刀「平安城源吉則」を購入した。この刀とは、まさに運命的な出会いといえる。
それ以来15年間、この愛刀は私の居合道修業の良き伴侶となっている。
昔の武士は自分の愛刀を{己の魂}として何よりも大切にしていたという。
私もこの愛刀は一生手放すことはないであろう。
真剣は高価な物であり、簡単に買い換える物でもない。購入に当たっては慎重に選ぶ必要があります。
但し、日本刀は観賞用として国宝級の逸品や高名な刀工の作刀は高額で財産価値はあるが、居合の修練には勿体無くて適さない。
そこで、居合修練に使用する日本刀は、古刀でも現代刀でも良いが自分の身長・体力・腕力に見合った長さ・重さそして何よりもバランスの良い刀を選ぶことが必要である。
居合刀は、一生使い続けることが理想であろう。