
体を鍛える
齢70歳を超えると体力の衰えを感じるようになります。また、疲れやすく、回復にも時間がかかるようになります。
40代に腰痛に悩み、50代に
椎間板ヘルニアを患った私は、特に体重の維持・足腰の衰えを予防する為、毎朝のTV体操・ストレッチ運動を欠かさず、また食事の量や内容に気をつけておりますが、ここ数年肉体の衰え、特に筋力の低下を実感するようになりました。
居合道の諸先生や先輩方もそれなりに努力をされておられるようですが、高齢になると身体能力・筋力の衰えが目立ち、永年鍛え上げた居合の技術を十分に発揮出来ない方々を多く見かけます。私も今は元気ですが、早晩そのような体力の衰えにより居合の修業を断念する日が来るのではと危惧しております。
ところが、「筋肉は再生する、人間80歳までトレーニングすればパワーは上がる」と言うことを(雑誌剣道日本)の記事から知りました。
「筋肉は加齢とともに萎縮し衰えていく、しかし萎縮した筋肉も刺激を与えると強い力を発揮する。トレーニングという刺激によってもう一度パワーが出る筋肉にすることが出来る。筋肉は@筋肉を早く動かす速筋繊維とA持久力に優れている遅筋繊維という筋繊維が束になって出来ているが、特に速筋繊維は使わなければどんどん減少する。 パワーはスピード×筋力だが70代のパワーは30代の半分程度に減退する。」という要旨でした。
居合道の修業にとって大切なことは、居合の技術(剣技)の習得は勿論必要だが、パワーがないとテクニックは発揮できないし、テクニックばかり追うと行き詰まると思った。そこで、筋肉を鍛えることの必要性に目覚め、昨年12月から週2日徒歩30分かけて
市立旭体育館にトレーニングに通いだした。
居合道に必要な体力・筋肉の強化は
1、刀の円運動に必要な筋肉を鍛えること
肩関節(三頭筋・僧帽筋)、
肘関節(上腕二頭筋・
上腕三頭筋)、
手関節(前腕屈筋・伸筋)
2、体の移動に必要な筋肉を鍛えること
股関節(大臀筋・腹直筋・腸腰筋)、
膝関節(大腿四頭筋・ハムストリングス)、
足関節(下腿三頭筋、前脛骨筋)
この体力・筋肉強化の目的のためにトレーナーと相談して立案してもらったプログラムは次のような内容です。
<ウオームアップ>
自転車マシンを軽く10分間こぐ
<ダンベル>
@ レッグランジ(太ももの前側)左右2kgのダンベルを持ち、左右交互に足を前に出す。20回を2、3セット
A カーフレイズ(ふくらはぎ)左右2kgのダンベルを持ち、かかとを上げる。
10回を2セット
B トゥーレイズ(脛)左右2kgのダンベルを持ち、つま先を上げる。
10回を2セット
<マシン>
@ ヴァーテイカルトラクション(背中の上部)30kg
20回を2.3セット
A チェストプレス (胸)15kg〜20kg
20回を2.3セット
<ケーブル>
@ シュラッグ(肩・首) 7.5kg
10回を2セット
A アームカール(力瘤) 7.5kg
10回を2セット
B プレスダウン (腕の裏)10kg
10回を2セット
<腹筋台>
20回を2セット
<背筋台>
20回を2セット
<クールダウン>
ビデオのコース約20分を見ながら1つのポーズを20秒〜30秒ストレッチを行う。
このプログラムは自宅から30分のウオーキングを含め約2時間のトレーニングとなる。
1年間継続したらどんな体力が付き、私の居合の演武がどのように変わるのか私自身とても楽しみであります。