
五輪書を読む
2006年1月26日 会代表:田中弘文
今日まで多くの武道書が残されておりますが、中でもこの「五輪書」は現代に至るもその内容はわれわれ武道を学ぶものに多くの教訓を残しております。
宮本武蔵は次のように教えている。
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兵法者の目付けとは
観、見二つの目のつけ方があり、観の目(大局を見る目)を強く、見の目(細部を見る目)を弱くして遠いところを近くに見、近いところを遠くにみることが兵法ではもっとも大切である。
観、見二つの目のつけ方があり、観の目(大局を見る目)を強く、見の目(細部を見る目)を弱くして遠いところを近くに見、近いところを遠くにみることが兵法ではもっとも大切である。
A
太刀の持ち方の心得
親指と人差し指は浮かせる心持ち、中指は締めず緩めず、薬指、小指を締める気持ちで持つのである。柄を持つ手に緩みがあるのはよくない。
親指と人差し指は浮かせる心持ち、中指は締めず緩めず、薬指、小指を締める気持ちで持つのである。柄を持つ手に緩みがあるのはよくない。
B
法則をふんだ太刀づかい
太刀を早く振ろうとするために、かえって太刀の道筋に逆らって振りにくいのである。太刀は振りよい程度にゆっくり振る気持ちが大事である。大きくひじを伸ばして強く振ること、これが太刀の道である。
太刀を早く振ろうとするために、かえって太刀の道筋に逆らって振りにくいのである。太刀は振りよい程度にゆっくり振る気持ちが大事である。大きくひじを伸ばして強く振ること、これが太刀の道である。
C
かまえると思うな、切ると思え 〔五方の構えのこと〕
五方の構えというのは、上段,中段、下段、右脇に構えること、左脇に構えること、構えにはこの五つより外はない。いずれの構えでも、構えると思わず、切ることだと思わなければならない。「構えの極めつけは中段であると心得よ」
五方の構えというのは、上段,中段、下段、右脇に構えること、左脇に構えること、構えにはこの五つより外はない。いずれの構えでも、構えると思わず、切ることだと思わなければならない。「構えの極めつけは中段であると心得よ」
D
足使いのこと
足の運びようは、爪先を少し浮かせて,踵を強く踏むようにすべきである。 足使いに特別のことはない。常に道を歩くのと同じである。 「陰陽の足」これが大切である。片足だけを動かさないことである。 切るときも、引くときも、受けるときも、常に陰陽といって右、左、右、左と踏むのである。
足の運びようは、爪先を少し浮かせて,踵を強く踏むようにすべきである。 足使いに特別のことはない。常に道を歩くのと同じである。 「陰陽の足」これが大切である。片足だけを動かさないことである。 切るときも、引くときも、受けるときも、常に陰陽といって右、左、右、左と踏むのである。
E
早いということは実の道ではない
早いということは、何ごとも拍子の「間」が合わない。その道の上手になると早くは見えない、無論遅いのも良くない。これも上手な人のすることは、ゆっくりとみえて間が抜けない。
早いということは、何ごとも拍子の「間」が合わない。その道の上手になると早くは見えない、無論遅いのも良くない。これも上手な人のすることは、ゆっくりとみえて間が抜けない。
F 心は体につれず、体はこころにつれず [兵法心持のこと]
心は体にひきずられず、体は心にひきられず、心に気をつけ体に気をとられず、心に余計なことを考えないように。
心は体にひきずられず、体は心にひきられず、心に気をつけ体に気をとられず、心に余計なことを考えないように。
『千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を錬とす。よくよく吟味あるべきもの也』