居合道とは
居合とは立合に相対する言葉で、江戸期に於いては居相・居合術・抜合・抜剣・抜刀術・鞘の中などとも称されていた。
立合が両者相対して行われるものであるのに対し、いついかなる方向からの敵の不意なる攻撃に対しても臨機応変に対処し、居合わせて敵より一瞬早く抜刀しこれを倒す、鞘離れの一刀にて勝負を決める自己防御の刀法である。
詰まりは「居ながらにして合わせる刀法」でありその修得は並大抵のことではない。
更にその奥義は「抜かぬ太刀の功名」との諺の如く、刀を抜くことなく勝利を収めることを旨としている。
その意は、
@話し合いによる解決、並びに平和裡に物事を纏める意識が肝要、
A日頃の修業を通じて、敵に刀を抜かせぬ程の心気を身につけるべし、とのこと。(正にこれこそが、世にいう「活人剣」の極意である。)
されど万が一、やむを得ず刀を抜かねばならぬ事態に至っても、後の先を以て敵を倒すべし。
又可能であらば、機先を制して敵に刀を抜かせず圧することが肝要である。
これを指して「鞘の中」と解する。
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居合とは 人に斬られず 人斬らず 己を責めて 平らかの道
居合とは 己の心に 克つばかり 人の非を見て 人に逆らうな